日本は基本的に無宗教なので、結婚式会場の種類が豊富です。会場の種類は大きく分けて4つあります。1つ目はホテルで、宿泊、宴会、レストランなどの複合施設なので、施設設備が充実しているのが特徴です。テナントとして写真室や美容室などを持っているところもあります。専門式場は、結婚式を専門に行うために建てられた場所なので、挙式や披露宴を同じ施設内で一気に行うことができます。
日本庭園がある歴史的なところも多くて、昔から日本のウエディング文化を牽引してきました。レストランは普段は普通に飲食店として機能しているお店で、ここを貸し切りにして結婚式を行います。披露宴準備を持たないレストランの場合は、事前にケアが必要ですが、最近では婚礼を前提にしているところもあります。
ゲストハウスは、ヨーロッパの邸宅のような一軒家を貸し切りにして行うウエディングスタイルです。2000年頃から人気が出てきた新しいスタイルの会場で、カップルのニーズにマッチした施設設備が揃っています。先輩カップルが選んでいる率が高いのはホテルで、48%を占めています。親族や年輩客が過ごしやすい設備が充実していて、なおかつ格式と立地の条件が満たされているというのが選ばれている理由です。
最近の日本の結婚指輪は、他の人と同じものではないオリジナル感が欲しいと考える人が増えています。フルオーダーだと高額になりますが、すでにある程度型が用意してあるセミオーダーであれば、比較的安く短期間で作ることができます。好きなリングの形、デザイン、素材などを選ぶことで特別な指輪が作れるので人気があります。
とりあえず用意できればいいという、あまりこだわりのない人でも、できるだけ人気の素材にしたり、デザインや見た目にこだわりたいという人が多いです。
結婚指輪は新郎新婦が同じデザインのものをつけるというのが昔は当たり前でしたが、最近では男性は男性、女性は女性で自分の好きなデザインを選ぶというケースも増えています。あえてお揃いにしなくても、長く使い続けられる一生もののリングが手にはいればいいという柔軟な考えになっています。また、二人のリングを組み合わせると一つの絵柄になるなど、結婚して2人が家族になることを強く意識させてくれるデザインもあります。
結婚して子どもが生まれたら、子どもの名前や生年月日を彫りつけるなど後でリングに加工するサービスもあります。以前に比べて自由度が高くなっているのが特徴です。
結婚式に参加する時には本当に緊張しますが、服なども準備を済ませてしまえば当日を迎えるだけです。そうすると気が抜けてしまいがちですが、本番の日だからこそ気をつけたいこともたくさんあります。
何より大切なのは、挨拶でしょう。どれだけ綺麗な服装をしていたとしても、最低限の挨拶ができないようであればそれだけで「この人は何だろう」と口に出さずとも周囲から思われてしまいます。招待客は新郎新婦がどのような付き合い方をしてきたのかということを見られたりするバロメーターにもなっているので、彼らにも迷惑をかけないように常識を持った行動を心がけましょう。
ご祝儀を渡す時も、袱紗を用意して包んでおくなどの配慮が必要です。芳名帳に記載をする時には、字を書くのがあまり得意ではないと思っていても、丁寧に読めるように書けば問題ありません。参加する方も結婚式は緊張してしまいがちですが、慌てないようにゆったりと構えてマナーに沿うような行動をしていきましょう。食事の際も音を立てたりしないようにしながら、周囲の方々と話を楽しみながら進めていきましょう。お祝いする気持ちと常識やマナーを忘れずにいれば、あっという間に楽しいひと時は終わってしまいます。