昔の日本の結婚式といえば、顔も知らないような親族まで幅広く招いてお祝いしてもらうのが一般的でした。しかし、最近では新郎新婦の予算の都合で招待するゲストの数を減らすために、あまり関わりがない親族は招かないことも増えています。その極みとも言えるのが、身内だけで行う少人数結婚式です。新郎新婦とその親、兄弟くらいの人数だけで行うので、ゲストの人数が少なくアットホームな式ができるということで人気があります。
あまり盛大に式を挙げるのは恥ずかしいという人や、予算の関係でゲストをたくさん招くのが難しいという人が利用することも多いです。人数が少ないと盛り上がらないイメージがありますが、むしろ親しい人たちだけでお祝いができるので、新郎新婦もあまり緊張せずに過ごせて、ゆっくり食事が楽しめるようです。大勢のゲストに来られると挨拶だけで時間が過ぎてしまいますが、少なければゆっくり顔を合わせて話をすることもできます。
もう少し範囲を広げて、祖父母やいとこなどを呼ぶケースもあるようです。人数が多ければ多いほど立派な結婚式という時代は過ぎて、新郎新婦が満足できて心からお祝いしてくれる相手だけを呼ぶスタイルを選ぶ人が増えています。